

Interview職員を知る
人々へのサポートを誇りに異業種から競馬の世界へ
I.K.〔事務職〕総務企画課 / 2018年入会
きっかけ接客業から競馬業界への
新たな挑戦
学生時代からアルバイトで接客業に携わり、人と接する仕事に魅力を感じていました。食べたり飲んだりが好きなこともあって、輸入品を多く扱うスーパーの運営会社に入社しました。シフト制の勤務で休みは不規則、非常に激務でした。3年ほど働いたところで環境を変えようと転職活動をスタート。安定性や働き方を重視して探していた時に当協議会を見つけました。
南関東4競馬場が共同で設立した一般社団法人ということや給与面も特別区職員に準じるということで安定性が期待できたこと、当時の警備業務はお客様対応の仕事がメインで、前職で培った接客スキルが活かせると思いました。地方競馬の開催日は平日中心で、基本は土日休みで残業も少なく、ワークライフバランスに重きを置くことができそうということで、関地協を選びました。前職と比べて、職員の皆さんが非常に大らかで、気持ちにゆとりがあると入会後に感じたことが印象に残っています。

Career

- 2018年
- 関東地方公営競馬協議会に入会
〈警備業務〉
- 2021年
- 事務職へ異動
〈SPAT4※1の広報とシステムを担当〉
- 2023年
- 株式会社eパドックに研修派遣
- 2024年
- 研修派遣終了
〈事務職員に任用替え、総務企画課企画グループ勤務〉
- ※1SPAT4(スパットフォー)とは、平成8年度に南関東4競馬主催者が共同で設置した在宅投票システムの名称
業務内容円滑な会議運営と正確な人事・給与管理
入会後は警備業務職員として、南関東4競馬場や場外発売所「オフト」で警備業務を担当しました。転機が訪れたのは2021年、地方競馬のインターネット投票システム「SPAT4」の更改プロジェクトを担当した時です。システム開発の知識を習得し、計画に基づき南関東4競馬場主催者に説明・相談しながら更改を進めました。その後、SPAT4業務の民間企業への移管に伴う引き継ぎのため、1年間株式会社eパドックへの研修派遣を経験しました。
現在は総務企画課に所属し、主な業務の1つ目は、事務局として主催者との円滑な各種会議の運営です。南関東4競馬場の年間開催日程を決定する会議では、各主催者の要望をまとめて試案を作成し、協議を経て決定します。開催日により売り上げも変動するので、主催者には資料を用意して説明します。会議の招集、資料の作成、進行、結果の取りまとめなども重要な仕事です。
2つ目は、人事・給与事務に関する業務です。職員の入会・退会といった人事的な手続き、毎月の給与や交通費の処理を間違いなく正確に行います。

Daily
Schedule
- 09:00
-
出勤・メールチェック
- 09:30
-
- 会議準備
- 理事会・常任委員会に向けて準備
- 12:00
-
昼食
- 13:00
-
- 移動
- 事務所から会議を行う競馬場に移動
- 14:00
-
会議
- 17:45
-
退勤・直帰
魅力・やりがい4競馬場と関地協を支える
責任とやりがい
会議を通して開催日程の検討やネット投票システムの開発に関わるなど、地方競馬を支える根幹の業務に携わることに、私は最もやりがいを感じています。また、南関東4競馬場は2023年度には5,000億円に迫る売り上げを誇り、これほどの規模の事業に関われることは非常に意義深く、仕事への意欲を高めてくれます。
現在、関地協では123名の職員が在籍しています。私たち事務職員は毎月の給与や交通費の処理など、突発的に生じる人事的な手続きなどの対応をしています。一見地味な業務に映るかもしれませんが、日々関地協で働く職員を縁の下から支える業務であり、担当職員は責任とやりがいを感じながら業務にあたっています。競馬運営に関わる業務も、人事・給与事務の仕事も、私にとってどちらも大切な業務です。

目標成長と信頼、
遠い遠い到達点を目指して
私が現在の総務企画課に異動したのは3年前で、まだ経験も浅く、勉強の毎日です。今後は業務に関する知識に加え、競馬場主催者や関係者の方々との調整力や、自ら判断して物事を推し進める力を身につけていきたいです。現在は上席のサポートを受けながら、状況に応じた判断や経験に基づいたアドバイスをもらっていますが、少しでもその存在に近づきたいと思っています。上席は主催者からの信頼も厚く、困りごとがあると相談が寄せられる存在です。その地位に到達するには長い年月がかかると思いますが、将来的には南関東4競馬場を支える存在になれたらと考えています。
また、2024年度は10年ぶりに新卒の新人3名が事務職員として入会してくれたので、新人やこれから入会する方々の手本となる職員を目指して、日々努力を積み重ねていきます。
海の近くに住んでいることもあり、週末は早朝から釣りに行くことが多いです。日頃の悩みや考え事を一切忘れて、一日中没頭できる趣味なので、私にとって大切な息抜きの手段になっています。帰宅後に自分で捌いて食べる新鮮な魚は最高においしく、おすすめです。また、当協議会は比較的柔軟に有給を取得できるため、長期で休みを組んで離島に釣りに行くこともあります。