

Interview職員を知る
未経験から踏み出す警備職の現在地
S.K.〔業務職〕業務課 警備業務 / 2023年入会
きっかけ私を魅了した馬の世界と
関地協での働き方
前職では看護師として働いていたのですが、社会人になってから趣味で乗馬を始め、馬や競馬に興味があったため関地協に応募しました。その時、他の求人には応募せず、「入れなかったら少し待とう」と思うほど志望度が高かったです。馬と関わる他の仕事も調べましたが、馬産地である北海道に転居する必要があり、馬を扱う専門技術や知識が不足していたため、ハードルが高いと感じていました。ここでは未経験者も多く、職場が首都圏にあり転居も必要ないため、チャレンジしやすいと感じました。また、特別区職員に準じた給与体系や待遇の安定性、基本的に残業がないところも魅力的でした。実際に入会してみると、関地協にはやさしい人が多く、人間関係が良好な点にも好印象を持ちました。

業務内容警備の現場から公正と安全を守る
私は警備業務を担当し、開催日に合わせて南関東4競馬場を巡っています。船橋・大井競馬場では、お客様エリアで投票所やスタンド付近の案内や場内を巡回し、トラブル時に対応します。一緒に警備にあたるガードマンとは挨拶や情報交換など積極的なコミュニケーションを心がけています。
浦和・川崎競馬場では、競馬関係者が働く業務エリアで競馬の公正と安全の確保に努めています。禁止区域でのスマートフォン使用など騎手や調教師に違反がないか、部外者がいないか巡回しています。馬運車の到着時には門の開閉を管理し、馬が逃げ出さないよう注意を払います。そして、レース中の落馬に備え、救急車の動線確保やスムーズな誘導ができるようにしています。
競馬場では様々なことが起こるため、同僚と協力して対応できるチームワークの重要性を実感しています。同時に、疑問があれば調べたり、人に聞いたり、自ら動くことを大切にしながら、業務の本質を理解した上で、最適な判断をしていきたいと考えています。

Daily
Schedule船橋競馬場での1日
- 12:30
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出勤
- 13:00
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- 開門準備
- 開門待ちの列の整理やお客様を案内します
- 14:00
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- 巡回・案内
- 投票所など、お客様の出入りする場所の巡回や案内をします。
一定間隔で巡回と待機を交代しながら、待機時に何かあれば現場に駆けつけます
- 20:50
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- 閉門対応
- 閉門に向けて、お客様や忘れ物が残っていないか確認します
- 21:30
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退勤
魅力・やりがい関地協だから体感できる
警備の醍醐味
私は馬も競馬も好きなので、仕事中に競馬を間近に感じられることが大きな魅力です。警備業務には、お客様側と関係者側の仕事があり、両面から競馬を知ることができるのが面白いところです。実際の業務では、著名な騎手や競走馬の案内・誘導を行う機会もあり、この仕事ならではの貴重な経験ができます。
何より、お客様が競馬を楽しんでいる姿を見ると、とてもうれしく感じます。年末に大井競馬場で行われる東京大賞典では身動きがとれないほど多くのお客様が来場され、その光景を目にすると、お客様エリアでの業務に一層身が引き締まります。また、関係者エリアでは、競馬の公正や安全を守るという点において大きな責任とやりがいを感じています。

目標競馬の未来のために、
ルール徹底と私の挑戦
日頃の業務から大切にしているルールの遵守について、改めて意識を高めていきたいと思います。競馬場では、お客様の持ち込みを禁止する物や、関係者の通信機器の使用を制限しているエリアがあります。そのため、警備の立場としてしっかりと目を光らせ、時に注意を促す必要があります。ただ、私は人に注意をすることが得意ではないため、今後はさらに自分に厳しく取り組まなくてはと感じています。
現在は警備の仕事に従事していますが、もともとは競走業務に興味があり、関地協に入会したからには、将来は競走業務に異動し、経験することが目標です。競走業務全般に挑戦してみたいですが、特に馬に近いポジションである検体採取に興味があります。警備業務と競走業務の両方を経験し、競馬の運営を多面的に深く、理解したいと考えています。
基本は土日休みなので、休みの日は友達と遊びに行ったり、ファミレスで世間話をしたり、リラックスしたひと時を過ごしています。有給休暇も取りやすいので、連休を使って大阪・京都や伊勢神宮などに旅行しました。ナイター開催が多いので、午前中の就業時間前の時間を有効活用して乗馬に行ったり、自宅で腹筋や腕立てなど筋トレをしたり、自分の時間も楽しんでいます。