
馬と触れ合う奥深い仕事。
円滑なレースをサポート
業務課 競走業務職 青木職員
入会したきっかけと仕事内容
学生の頃から競馬が好きでした。ただ競馬業界への就職は難しいイメージがあったため、異業種を転々とする日々。そんな中、当協議会の求人を見つけ、私にも応募資格があると知ったときはうれしかったですね。地方競馬はJRA交流戦もあり、人気騎手と触れ合う機会があると思ってワクワクしたのを覚えています。
今は、ゲートに馬を入れて整列させる整馬業務が主業務です。ゲート入りを嫌がる馬に対しては、ロープや補助具を使うのですが、なるべく馬にプレッシャーがかかり過ぎない方法を考えます。その他、馬場管理業務(走路監視など)や救護車業務(レースを追走して事故があった場合に騎手と馬を救出など)、審判業務(レース後の着順を確認する)等を担当しています。当協議会が運営をサポートしている南関東4競馬場(浦和・船橋・大井・川崎)すべてが勤務地になり、ひと月に全競馬場をローテーションで回っている感じです。シフトは事前に決まり、イレギュラーな残業もないので特に不満はありません。
仕事で心掛けていること

私が一番好きなのは馬とじかに接する整馬業務です。生き物相手なので、とても奥が深い仕事だと自負しています。例えばゲートに入りたくない馬は、甘やかしていると「入らなくていいのだ」と覚えてしまい、さらに枠入りが悪くなるケースがあります。“この馬はロープで入る”など、各馬の特徴やクセはすべて記録に残していますが、そこは物言わぬ馬なので……安全に出走させるため、時には厳しく対応する場合があります。
特に癖のある馬は練習用のゲートを使い、早朝のゲート練習を実施。決められた日に行われるゲート練習には、我々職員も数名立ち会います。(一番早い早出は朝4時台からとなります)普段からできる限り調教して不安を取り除くことが理想です。また、人と同様に馬1頭1頭の性格が異なり、ゲートの中で待つのが苦手な馬もいますし、モタモタしていればレースの遅延につながります。人馬の安全を最優先に、限られた時間の中で迅速かつ正確な判断が求められる整馬業務は、難しくも、大変やりがいのある仕事です。
これからの夢や目標

私が入社した当時は20代の若手が少数でした。しかし徐々に割合が増え、個人的には喜ばしく思っています。できれば自分が先頭に立ち、若手のスキルを底上げしていきたいですね。私には憧れの先輩職員が数多くいます。先輩方の整馬はすばらしく、自ら理想のカタチを若手に示していただける。特に整馬は豊富な経験を持つ先輩からのアドバイスが非常に重要となり、指導を受ける際の指示が的確で、見習うことばかりです。まずはその先輩方に追いつき、自分も後輩のお手本となれるよう日々努力しているところです。
プロフィール
業務課 競走業務職
青木職員
2014年入会
プロフィール
業務課 競走業務職
青木職員
2014年入会